○人好し ばあば アラカン日記

アラカンひとみ。コツを知れば介護も楽し。心地よい日々を求める、あれこれ。気の向くままにつぶやきます。

父の命 ギリギリセーフ

数年前、父が肺炎になりました。


実家近くの病院に、入院。


近所の元看護師さんが、母に転院を強くすすめてくださいました。


大きな病院がよい、と…。


母は、かかりつけの医師の紹介だから…と、二の足を踏んでおりました。


2日後、容体が改善しないので、保健師をしている友達に、相談。


「…どうしたら、転院できるかな?」


「呼吸器科のある総合病院を紹介していただけませんか?と頼んだら?」


なるほど!


病院に行きましたら、容体が急変し危険な状態になっていました。


酸素マスクをつけて、全身を震わせている父の姿が、目に焼きついています。


副院長先生から、別室で説明を受けました。


覚悟してください、と。


私は、勇気を振り絞り、お願いしました。



「すみません。呼吸器科のある総合病院を紹介していただけませんか?」


頭を、机にこすりつけるようにしました。


お答えは。


「いいですよ。」


あっさり。


それから、救急車で総合病院へ。


しばらくは、生死をさまよいましたが、今も生きています。


自分の足で、デイケアに通っています。

ありがたいことです。


その友達のことは、命の恩人とよんでいます。


母も、別の年に、この友達に命を救われたのでした。


その話は、またいつか…。